退職したいけど「退職します。」と退職の意思を伝えるタイミングをつかめずについ伸ばし伸ばしにしていませんか?
退職を会社の上司に伝える場合には、最適な時間があり、同じ退職の意思を伝えるのにも上司へ与える印象が違うことをご存知でしょうか。

最適な時間か・・。
今回は、会社を辞める場合に理解しておきたい退職を伝えるのに最適な時間など、円満退社できるコツを伝授したいと思います。
円満退社につなげる退職の伝え方

ここでは退職の伝え方に関してのさまざまな注意をまとめおり、どうぞ現在の職場環境にあてはめてイメージしてみてください。
退職の希望は誰に伝える?
退職の意思を伝えるのは、基本的には直属の上司です。
上司がたくさんいて誰に話をすればよいのかわからないという場合は、普段の仕事で指示を受けている上司で、それほど多くの上司や社員がいないという場合は、直接社長へ伝えるようにしましょう。
退職を伝えるのに最適な時間は、午後以降の就業時間外!
退職を伝えるのに一番適している時間帯は、
・お昼休みの人の少ない時間帯
・夕方の就業時間を終える頃の時間帯
以上の2つです。
なぜこの2つの時間帯が良いのかというと、就業時間内に話をすると業務を止めてしまうことになってしまいます。
就業時間内は仕事に集中して欲しいと思っている上司や、上司自身も忙しくて対応できないという場合が多いためです。

そうか、どちらも迷惑かからない時間帯ね。
お昼休みは、休憩中でオフィスにも人が少ないので声をかけやすいですし、就業時間を終える頃の時間帯なら1日の業務の終わりの目処がそろそろつきはじめた時間帯なので、業務に集中している上司にも余裕が出てくるのでおすすめです。
どちらも事前に「少しお時間をいただけますか?」という風に退職を伝える上司の都合を伺っておくようにすると安心です。
出勤した直後の時間帯や就業時間中に時間を都合してもらうような行為は良い印象を与えないため避けるようにしましょう。
勤務形態がシフト制でなかなか上司に会えなかったり、残業のない会社の場合は、就業時間中の中でもできるだけ忙しい時間帯を避けて伝えるようにしましょう。

そういう場合は就業時間中でもかまわないのね。
退職を伝える方法にメールを利用するのはあり?なし?

退職の気持ちをメールやラインを利用して伝えるのは、絶対にやめましょう。
ただし、会社内で上司に声をかけるタイミングを見つけづらいという場合は、メールやラインで連絡してみるのもひとつの方法です。
メールやラインで連絡する場合は、退職に関する連絡ではなく、あくまでも時間を作ってもらう目的でメールをしましょう。

要件は面談のときにね。
特にラインでの連絡で気をつけたいのが、申し訳ない気持ちをスタンプで表すことです。
普段上司ともラインでフレンドリーにスタンプを使っているという場合でも、「退職を伝えるための時間を作ってもらう。」ということを念頭において、スタンプや絵文字は控えるのがマナーです。
退職を伝える曜日は?
退職を伝えるのに適した曜日は、会社が休みとなる前日がおすすめです。
土日休みの企業なら、金曜日のお昼みか、就業時間後がベストです。
上司との話から少し感情的なものとなってしまった場合でも、翌日が休日なら精神的にも落ち着きますし、感情的なものとならなくても、退職を告げた翌朝すぐに出勤するのも気まずいものです。

翌日が休日であれば気まずさも薄れますね。
退職を伝える曜日は、会社が休みとなる前日と思っておくと良いです。シフト制で社員の休みがバラバラという場合は、上司の休みの前日か、自分の休みの前日のどちらかで伝えるようにすると良いですね。
退職の気持ちを伝える方法とタイミングを間違えない!
退職を伝える切り出し方と言い方の例で良いのは、
「少しお時間を頂きたいのですが。」
「ご相談があるのですが…」
というように、退職したいという気持ちを悟られないような言い方です。
一方、
「大切なお話があるのですが。」
「今後のことをお話したいのですが。」
という言い方は、仕事を辞めたいんだなと悟られる心配があるので気をつけるようにしましょう。

単刀直入はNGなのね。
退職を伝える場所は誰にも聞かれない場所がベスト
退職を伝える場所としては、ほかの社員がいたり誰かの耳に入るようなオープンな場所ではなく、会議室など上司と二人きりになれるような場所で話をするようにしましょう。
上司が今ここで話を聞こうという雰囲気を出したら、「別のところでお願いします。」と伝えれ ば「何か大切な話があるんだな。」と察してもらうことができます。

大事な話だし、しっかり聞いてもらいたいですもの。
飲み会など雰囲気に流されて切り出さない
退職の話はしづらいですが、飲み会や食事の席で勢いで話をするのは絶対にやめましょう。
上司は退職しようか悩んでいると思い、辞めることを止めようと説得される可能性もありますし、真剣に受け止めてもらえない可能性もあるので注意が必要です。

わかった!こんどゆっくり時間とって聞くよ!今日は飲め!
~おわりに~

退職の意思を伝えるのは、どんなに退職の決意が固くてもお世話になった会社や上司に先輩、同僚のことを考えると伝えづらいと思うのは当たり前です。
しかし、それでも退職の決意が確かなら、伝える時間や伝え方などのポイントをしっかり抑えて円満に退職できるような行動を心がけるようにしましょう。

ポイント抑えて一歩ずつ前進!