退職までの残り1ヶ月で残した有給をとって会社を辞めたいという場合、有給を取るのは遅いでしょうか?
退職1ヶ月前に有給を取ることに対して会社はどういう反応を取るのか、快く有給取得を認めてくれるのかなど、どう対応するのか気になるところです。
せっかくの自分の権利、どうしたものか…
退職1ヶ月前に有給を快諾してもらうためにできることなどについて紹介します。
退職1ヶ月前に有給を取るのはあり?それとも…?
基本的にはアリです。ただし、引き継ぎや業務の状況を上司と相談しながら事前に調整しながら進めていくことが必須です。
会社側の理解無く「有給は取得する権利があるから。」と強引に押し切っても、お互い嫌な思いをしてしまうこととなるのであまりおすすめできません。
理解無くして円満退社ナシか…
退職1ヶ月前までにやるべきことは?
まずは有給の残日数と引き継ぎなど残りの業務に必要な日数を算出し、退職日希望日を逆算して具体的な日にちを出してみましょう。
具体的に日にちを出すことができたら、その内容を上司に伝えたうえで、退職日の1ヶ月前は、残りの有給消化に使いたいと言いましょう。
その際は、あくまでも上司の指示に従いたいという姿勢でいると良いと思います。
退職日の希望や有給消化についての相談は、できるだけ早い時期に行うようにします。
そうすることで時間的にも余裕があり、1ヶ月前の有給消化などこちら側の希望が通らない場合の対処も行いやすくなります。
希望・相談は早めになのね。
現実は?!退職を決めてから退職できるまではどのくらい?
引き継ぎや有給消化などを行ったのちに実際に退職できるまでに3ヶ月程度かかる人がとても多いと言います。
実際に退職が決まると想像以上にやらなくてはいけないことがあったという人も多くいます。
業務の目処をつけることと、仕事の引き継ぎは実際にやってみると想像以上に時間が必要となることも想定されます。
特に仕事の引き継ぎは、そもそも引き継ぎできる人材がいないということもあり、自分の後任となる人の採用からはじまるというケースも少なくありませんし、業務の目処も人手不足から思うようにつかないことも想定できます。
会社の事情によっては、退職をなかなか受け入れてもらえないなど、色々なことが想定できるのでケースバイケースと思ってやはり早めの行動が大切です。
退職を願い出たら「大変だ、求人かけなきゃ!」だって…
1ヶ月前に有給が取れないそんな時の対処方法
残した有給休暇をしっかり取るために事前準備を行ったにも関わらず、有給を取ることができずに退職したという人も実は少なくありません。
そっか、ガマンしたんだ…
有給を取れない事例のひとつとしては、退職する人自身の問題ではなく、人材不足など会社の事情があるのも確かです。
それでも、有給消化は、社員として働いている人の権利なのでなんとか希望を叶えたいものですよね。
そこで、どうすれば有給を取ることができるのか、対処方法をいくつかお伝えしていきたいと思います。
退職1ヶ月前の有給を認めてくれない
もしも退職1ヶ月前に有給を取るために、引き継ぎなど自分がやるべきことをやっているにも関わらず、希望する有給がもらえない場合、直属の上司ではなく、さらにその上の上司や人事に相談してみましょう。
会社側は、労働基準法を守る必要があり、守らなければ法律のもとで罰せられる恐れがあることから、何らかの対処をしてくれるものです。
退職1ヶ月前の有給消化が無理なら時期を限定しない
週に1度や仕事が落ち着いているときに連休をとるなど、こまめに少しずつ有給消化していくという方法もあります。
何がなんでも退職1ヶ月前に有給を取らなければと思うとイライラしてしまいますが、退職までの日を休みを入れながらゆったりと働いてみるという方法も検討してみましょう。
人事などに相談をしても解決できなかったら
人事などに相談しても有給を取ることができない場合は、長くお世話になった会社にそんなことはしたくないと思うかもしれませんが、労働基準監督署に出向いてどう対応すべきかなどの相談をすることも検討しましょう。
この問題を自分だけの問題とせずに、次に退職を希望する人のためにもあえて問題にしてみることも考えてみてはどうでしょう。
退職1ヶ月前の有給を諦める
退職日まで諦めてしっかり働くというのも、最後だからこそ惜しまれてしっかり働こうという覚悟を決めるのも仕方のないことかもしれません。
険悪な雰囲気のまま長く勤めた会社を退職したくないし、仕方がない場合は、これで終わりという気持ちで悔しくて残念ではありますが、頑張らなくてはいけないかもしれません。
う~ん、会社はなんと言ってくるのかな…
~おわりに~
退職までにやらなくてはいけない日数を逆算していつまでにすべての業務を終えれば、誰の迷惑にもならずに退職1ヶ月前に有給消化に入ることができるかを考え実践することで無理ではなくなります。
ただし、上司の理解が必須となることは間違いないので実際に可能かどうかは、上司と相談しながら考えていく必要があると言えます。
もう退職するからどう思われても思うように行動したいという人もいるかもしれませんが、最後だからこそ惜しまれて退職するという考え方もあるので、今一度じっくり考えてみることをおすすめします。