新入社員は、早めに仕事を覚える・職場のやり方や環境に慣れること・まわりに気を配ることが必要な毎日を送っているので、休日が待ち遠しく感じるものではないでしょうか?
そんな中、どんなビジネスパーソンにとっても特権となる有給休暇の取得は、新入社員の場合入社後いつ取れるのか、興味・ギモンを持っている人も多いはず!

入社以来、気づかいの連続!疲れた、リフレッシュしたい!
有給休暇のイロハを押さえておかないと、とても恥ずかしい思いをしたり、先輩や上司から叱責されてしまうリスクもあるため、ここでは新入社員が有給休暇を取る際の基本的なルール・マナーについて参考にしてみましょう。
新入社員が押さえておくべき有給のマナー|有給を取れるのはいつ?

緊張と不安の連続となる新入社員のビジネスライフですので、有給というフレーズを思い浮かべるだけでも、気分がグンと高まるものですよね。

別になにするって決まってはいないけど…取ってみたい…
さっそく、新入社員が有給休暇を取得できるタイミングと、押さえておきたい注意点を合わせてご紹介しましょう。
新入社員の有給取得は入社後6ヶ月後から
社会人の経験が浅い新入社員の中には、入社後すぐに有給休暇が取れるとイメージしている人も多いのではないでしょうか?
新入社員が有給休暇を取れるようになるのは、入社後すぐにはその権利は発生せず、就業後6ヶ月が経過したタイミングになっています。
新入社員の有給休暇の気になる日数は、
・1年で10日
・その翌年から1日ずつ増えていく
・2年目は有給11日、3年目は12日
となるため、長くその会社で頑張れば頑張るほど、自然に有給休暇の日数が増えていきます。
この有給休暇を1年の間に使いきれなかった場合でも、2年目には繰り越しになります。
そのため、休みを取りつつもお給料も引かれずに受け取れる有給休暇は、新入社員にとっての大きな楽しみに感じますね。

繰り越しアリなら1年目は取らずにっていうのもアリかも…
就業後半年以内に有給がもらえるケースも
新入社員の有給休暇は、就業後半年の取得が一般的になっていることをお伝えしました。
ですが、有給休暇を一律に取得できる基準日方式を採用している大手企業の場合は、新入社員でも就業後半年たたずに有給休暇をもらえるケースもあります。
有給休暇は、その基準が変わってくることもあるので、会社の飲み会や休み時間など、先輩や上司の気がラクになるタイミングを狙って、さりげなく尋ねてみるようにしましょう。

そうだ、うかがおうと思っていたんですが、入社1年目の有給休暇って…
新入社員必見|有給を取る際のルール・マナーをチェック

新入社員にとっては特に楽しみな有給休暇ですが、就業後半年で有給休暇取得の権利が与えられても、
「なんとなく、有給休暇くださいとは言いにくい…」
「有休休暇をスマートに切り出すコツって難しい…」
などの不安・悩みを感じずにはいられないはず…。

ほかの同期もまだ様子見みたいだし…なかなかどうして…
ここでは、新入社員が有給休暇を取る際に知っておきたいルール・マナーをじっくりと参考にしてみましょう。
会社の繁忙期を避け、閑散期に有給を取る
どんな企業・業種であっても、忙しい時期・割とヒマな時期の両方が存在しているものですよね。
もし、新入社員のあなたが就業後半年を過ぎて有給休暇を取り、リフレッシュしたいと思ったのなら、会社の繁忙期を避け、閑散期に合わせて上司に有給休暇の相談をしてみることが得策です。
繁忙期に有給休暇を取ろうと上司に相談を持ち掛けてしまうと、
・会社の忙しい時期に無責任ではないか?
・そもそも会社の繁忙期と閑散期を把握していなかったのか?
と、良くない印象を与えてしまうことがあるので、新入社員の内は、会社の都合を最優先して、閑散期に有給休暇を取るようにしましょう。

良くない印象…ですか…
有給の申し出は早めが肝心
有給休暇を取りたいと思う日程が決まったら、その日の1週間~10日前までに、上司に相談しておくことがおすすめです。
会社の閑散期に合わせた有給休暇取得であっても、業務の進行具合によっては、上司が良い顔をしない可能性もあるため、できるだけ早めに有給休暇の希望・相談をするようにしましょう。
上司に有給休暇の相談をする際には、
「お疲れさまです。お忙しいところおそれいります。○月○日に有給休暇をいただきたいと思うのですが、問題はございませんでしょうか?」
という、具体的な日付と気遣いの言葉をプラスして伝えると、上司からの印象も良くなるはずです。
また、新入社員が有給休暇の相談をし、上司に受け入れてもらえた場合もすぐにその場で、
「ありがとうございます、ご迷惑をおかけしますがどうぞよろしくお願いいたします。」
という一言を忘れないこと!
さらには有給休暇明けの際にも、
「お休みをいただき、ありがとうございました。本日から改めましてどうぞよろしくお願いいたします。」
というお礼を上司・先輩・同期の皆に伝えるようにしましょう。

気疲れ解消のための取得だけど、取得するのにまた気疲れ…
~おわりに~

「ちょっぴり切り出しづらいな…」
と思っていた新入社員の有給休暇取得も、基本的なルールとマナー、まわりへの気遣いと感謝の気持ちを忘れずにいれば、気持ちよく仕事がいったんリセットできて、充実した有給休暇を過ごせるはず。
有給休暇中でも、業務変更などの連絡を受ける可能性もあるので、いつでも連絡を取れるように調整しながら、さっそくの準備を始めてくださいね!