転職や家庭の事情、一身上の都合などで今の職場を退職することに決めた際は、上司を呼び出し、具体的な相談・報告をすることが基本的なステップになります。
退職を決めても、忙しい上司を呼び出すのには誰にとってもそれなりの不安・抵抗があるため、できるだけスマートな上司の呼び出し方が気になりますよね。
退職の決意は固い!でもいざ呼び出そうとすると…な心細い自分であった…
退職の手続きを遅滞なく進め、早めに次の準備へステップアップすることができるよう、ここでは退職を決めた際の上司の呼び出し方を例付きでご紹介していきます。
退職を決めた際の上司の呼び出し方!4つの重要ポイントとは?
退職は、今後のスケジュール調整やシフトの相談、今までの業務の引継ぎなど、しておかなければならないことが山積みに。
そのため、普段の業務に支障が出たり、まわりに迷惑をかけてしまうことがないよう、ここでは上司の呼び出し方で大事な4つのポイントをしっかりと押さえておきましょう。
こんなことまで迷惑かけたくない…
上司に直接アポを取る
退職を決めたら、退職予定日の1ヶ月以上前を目安に、就業時間外に、上司に直接相談がある旨のアポを取るようにしましょう。
上司がアポに応じ、具体的な相談日程が決まった場合は、
・忙しい中でも時間を作ってくれることのお礼
・手間を取らせてしまう謝罪
のふたつの言葉をプラスして伝えるようにすると、上司が感じやすい負担を軽減し、スムーズに退職の準備を進めていくことができます。
まずはお礼。本当に恐縮です…
メールやLINEを使った上司の呼び出し方
上司に退職を伝える際の呼び出し方は、基本・一般的には直接アポを取ることがマナーになっています。
ただ、上司は常に会社内にいるわけではないので、スケジュールが掴みにくかったり、毎日顔を合わせないこともあるのではないでしょうか?
この場合は、メールやLINEなどで上司にアポを取る方法も問題はありません。
メールやLINEの上司の呼び出し方は、文章が残ることで齟齬やお互いの認識の相違などのトラブルを防げるメリットがありますよ。
忙しそう・時差出勤・在宅勤務などなど…でつかまらない場合は文章で。
文章については次の項【呼び出し例】にでてくる「上司の呼び出し方~メールやLINEの場合の例~」をご覧ください。
上司から提案されたスケジュールに極力合わせよう
退職の報告で上司を呼び出し、上司から相談の日程を提案されたら、極力そのスケジュールに合わせることが部下としてのマナーになります。
上司を呼び出してから実際の相談日までは、それほど日にちは空かないと考えられます。
そのため呼び出しを予定する日から数日間は業務・私用の予定をなるべく詰め込まずに上司から提案された相談日に即答でOKを出せるスケジュール調整をしておきたいものです。
退職について上司を呼び出した際、あなたが上司の都合に合わせられないと、
・本当に真剣な相談なんだろうか…?
・呼び出しておいて不誠実ではないか?
など、良くない印象を与え、退職の手続きがスムーズにならなくなったり、まとまる話もまとまらなくなる可能性があるので、要注意ですよ。
最後に身勝手と思われては…
あらかじめ退職理由をまとめておく
上司の都合や性格によっては、呼び出した時点でその相談を聞こうとするパターンもめずらしくはありません。
特に忙しい上司・せっかちな部分がある上司の場合は、呼び出した時点で話を聞こうとするケースが多いため、そのパターンも想定しておきながら、退職の相談・退職理由をあらかじめまとめて、スムーズに上司に伝えられるように準備しておきましょう。
「なんだ?今いいぞ、どうした…?」なんてくること大いに考えられる…
退職を決めた際の上司の呼び出し方!【呼び出し例】
退職を決めた際の上司の呼び出し方について、ここでは直接の場合と、メールやLINEを使った場合のふたつのパターンをご紹介!
忙しい上司を気遣いながら、誠実な印象もアピールできる、呼び出し方の例をさっそく参考にしてみましょう。
以下を参考にしてスマートにいきましょう!
上司の呼び出し方~直接の場合の例~
やはり面と向かっていきたい…
①「○○○課長(部長または専務など)、お疲れさまです。お忙しいところおそれいります。ご相談させていただきたいことございますので、〇月〇日以降のご都合はいかがでしょうか?」
②「お疲れさまです。お忙しいところ申し訳ございません。私事で恐縮ですが、相談したいことがありますので、来週お時間をいただけませんでしょうか?」
上司を直接呼び出す場合は、大まかな日付を提案することで上司もスケジュールが立てやすくなります。
上司の呼び出し方~メールやLINEの場合の例~
つかまらない…ならば文章でお伺いしよう…
①「○○○部長(課長や専務など)、お疲れさまです。○○○課の○○○(自身の苗字)です。お忙しいところおそれいります。ご相談したいことがありますので、○月○日以降、20分程度お時間をいただくことは可能でしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。」
②「お疲れさまです、○○○課の○○○です。ご相談させていただきたいことがあるため、お忙しいところお手数をおかけしますが、ご都合の良い日程をお知らせくださいますでしょうか?どうぞよろしくお願いいたします。」
上司に退職を伝える際のメール・LINEでの呼び出し方は、上司の都合の良い日程を尋ねて、自身がそれに合わせるとアピールすることも好印象・気遣いのできる良い部下の条件になります。
~おわりに~
退職を決めた際のファーストステップ・正しく丁寧な上司の呼び出し方を押さえておくと、「まわりに迷惑をかけてしまうのではないか?」という不安や負担が軽減され、退職を伝えた後にはとてもホッとした気分に落ち着けるはず。
退職で上司を呼び出すのは緊張・不安の連続ですが、次に進むためには欠かせないステップであることをしっかりと意識しておきたいですね!