退職をする際、残りの有給休暇を消化する理由&まとめて消化はOK?

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退職をする際に、残りの有給休暇を消化しようと考えている人も多いでしょう。

これまでまとまった休みを取ることができなかったり、有給休暇を定期的に使えなかったという人は、退職をする際にまとめて活用したいところですよね。

浜見
浜見

忙しいのが幸い?して結構な日数が残ってる…こんな時のために有給消化!これを利用しない手はない!

でも、退職をする際に残りの有給休暇を消化する場合、その申請時に「理由」や「まとめて消化はOK?」など悩んでしまう場合もあるかと思います。

そこで今回は退職をする際のトラブルを減らして、気持ちよく退職するために「退職をする際、残りの有給休暇を消化する理由&まとめて消化はOK?」について、お話していきます。

浜見
浜見

こっちとして利用できるものは利用してなおかつ円満退社して次の転職先にのぞみたいのがホンネ…

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有給休暇とは?

同僚とともに仕事をしている退職予定社員

年次休暇、年休、有休とも言われますが、正式には年次有給休暇です。

労働者には会社から休暇日が与えられますが、有給休暇はネーミングのとおり、「お給料がある=賃金が支払われるお休み」と認識してください。

退職の際に有給休暇をまとめて消化する理由はどうすればいいの?

原則として社員が有休休暇を取得したい日を申し出れば、会社は有休休暇の取得を認めなければならないことになっています。

その際には社員は有休休暇を取得するために休む理由を会社に伝える必要はありません。

浜見
浜見

どうして休むかって言う必要ってなかったんだ!い、今まで申請するたんびの理由付けって…

ですから退職する際に有給休暇を消化する理由に関しては、会社から聞かれる場合もあれば、聞かれない場合もあり、結論から先に申し上げるとすると退職時に有給休暇を消化する理由は何でも良いので、あまり気にすることはありません。

浜見
浜見

な、なんでも良いとな!ふぇ~~そうだったの~!

申請書に記載する時には、以下の理由でOK!

・退職に伴う、有給休暇消化のため

・私的な用事のため

などがよいでしょう。

会社が難色?退職する際に有給休暇をまとめて消化したい申請に対する時季変更権とは

労働基準法第39条第5項に、有給に対する時季変更権について明記してあります。

その中には会社側が「請求された時季に有給休暇を与えることが事業の正常な運営を妨げる場合においては、他の時季にこれを与えることができる。」という文言があります。

つまり、会社側は社員が退職時に有給休暇の消化を希望する時季が会社にとって正常な業務運営を妨げる時に、会社側は社員に他の時季にずらすことができるかどうか交渉できるという権利です。

その退職予定社員の担当していた業務の引き継ぎが有給休暇を消化することにより完了しないと想定することができたり、またその時期にたくさんの人が有給休暇を希望している場合等々、通常の業務がきちんと行えないような状況になってしまうことが考えられる場合があります。

そのような時、有給休暇は社員であれば誰でもいつでも使える権利なのですが、会社側から時季の変更を求められる場合もあるのです。

浜見
浜見

そうか年末なんかフツーに有給休暇とる人多いいもんな…そんな時期に自分の退職希望日が重なった時なんかか…

退職する際に有給休暇をまとめて消化をする時の注意点

退職するにあたり引き継ぎ資料を作成する社員

有給休暇はいつでも使えるものですし、退職する際にまとめて有給休暇を消化するのも、全く問題ありません。

「退職日は3月31日だけど、2月末日から出社しません」というケースは、よくありますよね。

しかしながら、あくまでもルール上の問題はありませんが、実際に何の引き継ぎもしないで有給消化をして退職されてしまうのは、事実上会社としては問題です。

他の人に迷惑をかけないで、気持ちよく退職するためにも、これからお話をする注意点をよく理解した上で有給休暇を消化していきましょう。

上司に引き継ぎ業務について相談をする

直属の上司に退職に関する相談をすると同時に、自分が退職するにあたって行うべき「業務の引き継ぎ」についても相談をすることをおすすめします。

正直なところ辞めるのは簡単なことであり、大変なのは業務を引き継がなければいけない同僚や管理しなければいけない直属の上司です。

退職が決まった人が最優先ですべきことは、自分がいなくなった後でも、円滑に業務をおこなえるような資料作りです。

浜見
浜見

通常の業務でも口頭での申し継ぎミスなんてよくあるよな…もう自分はいなくなってしまうんだから誰でも理解できる文字資料作っておこうっと!

退職する際に有給休暇をまとめて消化したいと考えているのならば、直属の上司にどのような引き継ぎ業務が発生するのかを確認し、それに支障が出ないように有給休暇の消化をしていくのが退職者のマナーとも言えます。

心穏やかに有給休暇を消化するためにも、どのような引き継ぎ作業を誰と行えばよいのか、また必要な資料は何なのかを再度確認しましょう。

浜見
浜見

これが引き継ぎ資料になります。○○さんには補足の説明もしております。

残りの有給休暇日数を確認して、計画を立てる

退職が決まったら、総務または関係部署に問い合わせをして「残りの有給休暇日数」を確認しておきましょう。

残日数を早めに確認しておくことで、これからの予定を計画的に立てることができます。

浜見
浜見

自分が思っている残日数ってちょっと不安…正確な日数を総務に確認だな。

退職する際に有給休暇をまとめて消化することは休む本人だけではなく、周りの人にも少なからず迷惑をかけてしまう可能性があります。

自分1人だけではなく、周りの人との調整や進行中のプロジェクトの進み具合なども影響してくると思いますので、早めの計画をおすすめします。

有給休暇をまとめて消化することは権利だけど、周りのへの感謝も忘れない

社員が有給休暇をまとめて消化することは権利です。

しかしながら、あなたが退職する際にまとめて有給休暇を消化することを認めてくれている周りのへの感謝も忘れないでください。

「全然、大丈夫。ゆっくり休んで。」と優しい言葉を掛けてくれる同僚がいたとしても、その人があなたの代わりに対応してくれていたり、追加で仕事をやってくれているかもしれません。

権利だから有給休暇の消化ができて当たり前なのではなく、色んな人の協力のもとで退職する際に有給休暇をまとめて消化ができるのだと思いましょう!

浜見
浜見

多謝です!ありがとうございます!

そのような配慮や感謝の気持ちは、社会人としてとても大切です。

~おわりに~

有給消化の話がうまくついて喜ぶ退職予定社員

今回「退職をする際、残りの有給休暇を消化する理由&まとめて消化はOK?」についてお話をしました。

結論は、どんな理由でも構いませんし、退職前にまとめて有給休暇を消化しても問題はありません。

有給休暇をまとめて消化することは社員にとっての権利ではありますが、気持ちよく退職をするためにも、引き継ぎ業務との兼ね合いをきちんと考えていくことをおすすめします。

浜見
浜見

引き継ぎは念入りに。そして残り出社する日々を大事に!それでは。

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